2019年11月15日観光情報
「高千穂の夜神楽」解説
「高千穂の夜神楽」
この高千穂で秋の収穫が終わると、高千穂の村では氏神様のお祭りが始まります。高千穂の村まつりは秋の収穫への感謝と翌年の五穀豊穣を祈願して、氏神様を神楽宿と呼ばれる民家や、公民館などにお招きして、夜を徹して33番の神楽を奉納します。
昭和53年に「高千穂の夜神楽」として国の重要無形民俗文化財の指定を受けており、毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて、町内20の集落で奉納されます。「高千穂の夜神楽」は神楽を愛し神々への信仰を失わなかった高千穂の里人によって守られてきた伝統芸能です。
神楽のルーツ
高千穂の夜神楽は日本神話の天岩戸神話の中で天照大御神が天岩戸に籠もったさい、その前で天鈿女命が舞を舞ったことが起源だと伝えられています。
夜神楽の歴史
平安末期から鎌倉時代かけて成立したと言われている高千穂の夜神楽は約800年ほど歴史のあるものです。江戸時代の末頃まで高千穂神社の神職がほしゃとして伝承し、神社で奉納してきたと考えられています。今日のような33番に整えられ、高千穂では地区ごとに代々誇りをもって神楽を伝え舞いつないできました。
夜神楽33番
夜神楽の舞手は奉仕者という意味から「ほしゃどん」と呼ばれます。
■夜神楽33番の概略PDFファイル
夜神楽33番
1 彦舞(ひこまい)
2 太殿(たいどの)
3 神降(かみおろし)
4 鎮守(ちんじゅ)
5 杉登(すぎのぼり)
6 地固(ぢがため)
7 幣神添(ひかんぜ)
8 武智(ぶち)
9 太刀神添(たちかんぜ)
10 弓正護(ゆみしょうご)
11 沖逢(おきえ)
12 岩潜(いわくぐり)
13 地割(ぢわり)
14 山森(やまもり)
15 袖花(そではな)
16 本花(ほんばな)
17 五穀(ごこく)
18 七貴神(しちきじん)
19 八つ鉢(やつばち)
20 御神体(ごしんたい)
21 住吉(すみよし)
22 伊勢神楽(いせかぐら)
23 柴引(しばひき)
24 手力雄(たぢからお)
25 鈿女(うずめ)
26 戸取(ととり)
27 舞開(まいひらき)
28 日の前(ひのまえ)
29 大神(だいじん)
30 御柴(おんしば)
31 注連口(しめぐち)
32 繰下し(くりおろし)
33 雲下し(くもおろし)
夜神楽の日程
毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて、町内18の集落で奉納される「高千穂の夜神楽」が鑑賞できる日は限定されています。毎年10月中に各集落の祭り日が発表されます。
■令和元年度高千穂の夜神楽日程
「高千穂の夜神楽」鑑賞心得
・夜神楽を舞う"神庭"は女人禁制です。古いしきたりとご理解願います。
・御神前として現金2~3千円、もしくは高千穂の焼酎2~3本ほどを受付にだされて下さい。
・会場は寒いので防寒具はできるだけご自身でご用意ください。
・会場では基本的に食事のふるまいは無いとお考えください。
・写真撮影の際、フラッシュ、三脚の使用は各集落のルールに従ってください。
・携帯電話等のご使用は他のお客の迷惑にならないようお願いします。
・神楽宿付近には十分な駐車場が無い場合がありますので乗り合わせるかタクシー等のご利用をお勧めします。
・神楽宿は宿泊する場所ではありません。仮眠等の為の宿の手配をお勧めします。
・夜神楽は神事です。神前参列のお気持ちでお越しください。
高千穂神楽
「高千穂の夜神楽」は日時が限定されているため、高千穂の夜神楽をより多くの人に楽しんでもらおうと始まった「高千穂神楽」神楽初心者でも気軽に楽しめます。夜神楽33番の中から代表的な4番を披露しています。
・手力雄の舞
・鈿女の舞
・戸取の舞
・御神体の舞
■高千穂神楽・・・高千穂神楽紹介ページ
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